明治から続く供養の灯りを、消したくなかった。──キャンドルナイト第10回、発起人・田中社長が語る原点と想い


大阪の大学を卒業後、地元の金融機関に勤務。お客様として出会ったアスカと再び巡り合い、転職。現在はアスカフューネラルサプライCFO・取締役として、財務・総務・エリア統括・新規事業など幅広く手がける。「最近は仕事が趣味」と語るほど、現場と経営に情熱を注いでいる。1991年生まれ、和歌山県新宮市出身。
“伝わる人”って、話し方がうまいとか、知識がある人とは限らない。
むしろ、「この人、なんかいいな」「話したくなるな」って思わせる人が多い気がします。
そして葬儀の現場って、ある意味“究極の人間関係”の場なんです。
言葉にできない気持ちが交錯する中で、本当に伝わる人には共通する空気がありました。
今回は、私が実際に感じた「伝わる人の特徴」をお話します。
新人のころって、どうしても「ちゃんとしなきゃ」「できる人に見せなきゃ」って思ってしまう。
私もそうでした。丁寧に、正しく、間違えないように。
でも、そうやって“自分をつくってる”と、不思議と相手との距離が縮まらないんです。
逆に、ちょっと不器用でも、素直に「まだ分からなくて…」って言える人の方が、伝わってることが多い。
大事なのは、うまく話すことよりも、≪ちゃんと向き合おうとしてるかどうか≫
相手はそこを見てるし、感じ取る力を持ってるんですよね。
完璧じゃなくても大丈夫。
むしろ、人間らしさが見えるほうが、伝わる力って強くなるんだと思います。
もちろん「分からなくて…」で終了するのはNG。
「大切なことですので、すぐに確認しお伝えいたします!」
そうすることで自分の知識も増えますし、お客様に安心していただけますよね。

伝える力って、実は「聞いてもらえる空気をつくる力」でもあると思うんです。
話を遮らない、うなずく、相手にちゃんと関心を持つ──
そういう積み重ねが、自然と「この人には話していいかな」と思わせるんですよね。
僕が尊敬している先輩の1人は、あまり多くを語らないけど、誰もが自然と心を開いていく。
理由はシンプルで、「その人と話すと、すぐに否定されない」って分かってるからです。
話してもらえる=信頼されてるということ。
そして信頼されているからこそ、「この人の言葉なら受け取ろう」って相手の心も開かれる。
つまり、“伝わる人”は、自分が話す前に、相手をちゃんと受け入れている人なんだと思います。

