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環境が人を育てる 3 -Make One Interpretation-

Profile

株式会社アスカフューネラルサプライ
代表取締役

田中 亮

和歌山県新宮市出身。2014年に家業の葬儀社へ。「環境が人を育てる」を軸にカルチャー経営を推進。2022年、葬儀×映像の会社「inoriation」を京都に設立。業界の常識に疑問を投げかけ、「明日からも頑張ろうと思えるお葬式」を追求中。何があっても前向きに捉えるのが特技。とにかく動く。すぐやる。誰かの挑戦を見ると、放っておけず全力で応援したくなる。関わる人が輝くチームをつくるのが、自分の一番のやりがい。

本コラムは綜合ユニコム株式会社「月刊フューネラルビジネス」誌に2024年5月号〜2025年4月号まで連載されたコラム「環境が人を育てる」のweb版です

解釈は一つ

チーム運営を行っていると、チームを構成するメンバー全員が同じ意見、同じ選択をすることはなかなかありません。

それぞれの考え・意見を持つ人の集まりですから、当然ながら、そうしたことは起こりうることです。

そんなとき、果たしてリーダーは何を意識しなければならないのでしょうか?

それは、決められた物事に対して、不満を有するメンバーがいたときに、そのメンバーが納得できる状態にしてあげることだと思います。

誰しもが不満1つすらない状態をつくりあげることは不可能ですが、そうした問題を解決するには、「不満を抱えたまま、納得すらしていない状態」から、「不満は残るものの、納得できる状態」にすることなのです。

不満を抱えていたとしても、納得できる部分があったとすれば、人は前向きに行動することができます。

大切なのは、お互いの説明責任を果たし、不満ゼロではなく納得している状態をつくることです。

あとから不満を漏らすのはNO1のタブー

なぜなら、会社というものは、感情や不満にとらわれる場ではなく、共通の目的やビジョン、利潤を追求するために存在する組織だからです。

よくありがちなのが、会議の場で、部下や同僚に、「俺はこう思う」「このほうがいいと思う」と決定事項に対して、あとから不満を漏らすケースです。

しかし、この行動はチームを迷わす、やってはいけないことNO.1だといえるでしょう。

したがって、不満をすべて解決することはできないとしても、納得できるまで話し合うことはとても大切なのです。

判断軸は会社のゴールとビジョン

つまり、判断軸は、自身の考え(エゴ)ではなく、会社のゴールでありビジョン。会社の方針からすべての物事を考え、意図・意味を伝えることが大切です。

・なぜそうなったのか?
・なぜそうしなければいけないのか?
・どうすればそうなれるのか?
・どうしてそうなれないのか?

これらのことをクリアにすることが大切です。

言い換えれば、チームリーダーは「不満ゼロの決定は皆無。納得できる対話が重要」と理解しなければならないということです。

桃太郎の仲間が、あの怖い鬼さんとの戦いについて来てくれたのは、戦いの意図・意味を納得してくれたからなのです。

※2025.12.19掲載 環境が人を育てる communication 1 : -GOAL-参照